一生に一度の高い買い物である住宅。住宅は、今や総合展示場や雑誌、フリーペーパーのみで選ばれるものではなくなりました。インフルエンサーやYouTuberなどの動画口コミが重要になってきています。
そこで弊社CUEが新しく考えたのは、ただのYouTuberではなく、発信者の素性がわからないインフルエンサーでもない、住宅の専門的な知識を持ち合わせた住宅コンシェルジュという職種です。
この住宅コンシェルジュというサービスは、全国の住宅会社や工務店さん、特に良い家づくりをおこなっているもののYouTube運用まで手が回らないという工務店さんを有償で取り上げ、良いお家のルームツアー動画を第三者目線でお届けするメディアです。
住宅の正しさと健康を発信する住宅コンシェルジュYouTubeチャンネルは、CUEと住宅コンシェルジュ鵜飼さん共同で立ち上げたメディア事業です。継続的なYouTube運用ではなく、ルームツアー動画1本からお試し可能です。工務店さんにとっては、集客の新たなタッチポイントが増え、新しい販売経路を構築することができます。
鵜飼由香里さんは、電材・建材商社にてメーカー仕入担当者の後方支援として活躍した後、注文住宅営業に転身。FC加盟店・大手HM・デザイナーズ・ベンチャーにて住宅営業経験後、「愚直に家づくりに向き合う工務店・住宅会社をもっと世の中に届けたい」と独立開業され、弊社CUE代表の松見とともに住宅コンシェルジュYouTubeチャンネルを立ち上げられました。
今では、工務店選びに迷うお客様の相談を聞き、お客様に合った工務店の紹介サポートもしています。
弊社では、鵜飼さんと松見が運営する住宅コンシェルジュYouTubeの、マーケティング支援・動画撮影から編集までを一貫しておこなっています。
2020年には、「鵜飼さんの住宅の知識」と「弊社のYouTubeマーケティングの知識」を掛け合わせたことで、再生回数100万回超の動画も誕生しています。
直近では、住宅コンシェルジュのYouTubeチャンネルで10万回を超える動画が生まれ、工務店の集客に寄与することができました。
本記事では、鵜飼さんが住宅を紹介する上で事前におこなっていることや、工夫していることを詳しく聞きました。ルームツアー動画の制作をご検討中の方は、ぜひ、動画制作の裏側をご覧ください。
これまでの受注実績(順不同)
株式会社ベストホーム(福岡県福岡市博多区)/ E-Home(福岡県北九州市)/ TORIKAI HOME(佐賀県基山町)/ 出田建築工房(熊本県)/ 晃榮住宅株式会社(福岡県久留米市)/ IP創研(大分県)/ エス トラスト(山口県下関市)/ Home&nico(愛知県)
※全国対応いたします
建物を主軸に、工務店とお施主様の建築ストーリーを展開していくための秘訣
鵜飼さんが出演されるルームツアー動画は、一般的なルームツアー動画に比べ、視聴維持率が高く、人気動画が多数あるのが実情です。何が理由でこの結果を出せたと感じますか?
鵜飼さん ルームツアー動画を制作する際には、工務店の営業、設計士、社長へ ”施工のこだわり” や “建築中の秘話” を取材することに加え、お施主様からも “建築理由” や ”工務店を選んだ理由” “間取り” などをヒアリングし、ストーリーのある台本づくりをおこなっています。完成したお家の間取りや建材だけを紹介するのではなく、どうやってお家が建てられ、どうやって住んでいるのかを建物の間取りとともに紹介し、視聴者がイメージできるように構成を考えています。
他には、専門用語を使用せず、視聴者にわかる表現に置き換えて伝える工夫を凝らしていますね。例えば、ファサードをお顔立ちと表現しています。
松見 台本について動画制作側から言えることは、台本を作って撮影者とすり合わせしておくことで、ポイントが抑えられた動画を撮影できるようになります。撮影した動画のカット時間を短縮できるだけでなく、テロップが作りやすいというメリットもあります。台本づくりは、演者と撮影者、編集者の実力を発揮するための重要な作業ですね。
次に、これまでご依頼を受けた会社の「ルームツアー動画」について詳しくお聞きしたいと思います。
ヒアリングで引き出した“建築ストーリー”を動画構成に落とし込むまで
動画制作において、台本づくりが重要とお伝えしましたが、台本を作るには関係者へヒアリングしなければなりません。鵜飼さんは、これまでどのような方にヒアリングし、演者としてどのような動画づくりをしてきたのでしょうか?各社ごとに教えてください。
鵜飼さん 各工務店によって、施工へのこだわりや建材の選び方、お客様のご意見の入れ込み方など十人十色です。こうした各工務店の特色を事前調査したり、ヒアリングしたりして動画の構成を作っています。では、1本の動画を仕上げるのに、ヒアリングの中でどのような話題をピックアップし、動画構成に落とし込んでいったのかをお話ししていきます。
株式会社ベストホーム(福岡県福岡市博多区)
鵜飼さん 松尾設計室の松尾先生からのご紹介でベストホーム様とご縁し、吉永社長と一緒に台本制作をおこないました。ベストホーム様では、林業家から木材を買い取るルートが確立されており、本来なら神社へ卸すような高価な木材が建材として使われていることに加え、しっくいや紙クロスを用いて見た目や健康にこだわっていらっしゃいます。吉永社長ご自身がシックハウス症候群で悩まれていたことから「自然派素材の高性能住宅を提供したい」との思いがひしひしと伝わってきました。
また、職人さんたちの腕前が非常に優れており、現場での施工や独特の世界観が際立っているため、こうした価値が視聴者の皆様にしっかりと伝わるように心掛けました。そして出来上がった動画が下記となります。
この動画では、株式会社ベストホームが設計した自然素材を使用した超高性能な平屋を紹介します。医療従事者の夫婦が住むこの家は、パッシブデザインを採用し、夏は直射日光を遮り冬は暖かい光を取り入れる工夫が施されています。C値0.2という高い気密性を実現し、エアコン1台で全室の温度を管理。内装はシンプルモダンで、木材を多用した温かみのあるデザインが特徴です。広い土間スペースやリモートワークに対応した書斎など、夫婦のライフスタイルに合わせた機能的な設計がされています。
ベストホームの特徴として、林業家から直接仕入れる70年以上の樹齢を持つ杉材を使用し、伐採時期を限定し自然乾燥させるなど手間をかけている点が挙げられます。高品質な木材を使いながらコストを抑え、家の構造を強くし、長く快適に住める家づくりを実現しているベストホームを紹介する動画です。
E-Home(福岡県北九州市)
鵜飼さん 会社訪問した際に感じたのは、E-Home様は若い方が多く働く会社で、社長自身が若手を育てることに力を入れており、穏やかでありながらチャレンジ精神あふれているということです。性能の勉強はしっかりとされているものの、お客様へ性能を全面的に推すのではなく、家を建てたい世代の手の届く範囲の金額を守る方針をとられています。
安枝社長は「お客様が夢見ていたマイホームをできるだけ叶えてあげたい」という思いを強く持っており、追加工事や部材の追加購入についてはお施主様に負担をかけず、自分たちで手をかけて施工されました。このように、お施主様第一に家づくりをしているところを知ると、人柄がよいのが伝わります。
また、紹介率が異常に高いことに加え、過去のお客様が参加されるオーナー会ではオーナー様の参加率が非常に高く、建てた後も工務店と良好な関係を築いています。安心して長いお付き合いができる施工会社であることを視聴者に知っていただきたく、台本を作りました。
整骨院を経営するご夫婦が考え抜いた健康とデザインを追求した注文住宅をご紹介しています。このお家は高断熱・高気密でヒートショック対策も万全。26帖の大空間LDKは壁をなくして広がりのあるデザインとなっており、アイランドキッチンやオリジナルの造作が多数あります。
断熱材には30倍発泡ウレタンを使用し、驚異的な気密性を実現。床下エアコンと小屋裏エアコンを併用した全館空調で、家全体が快適な温度に保たれます。特注のキッチンやリビングの造作も見どころです。
さらに、家事が楽になるように設計されたファミリークローゼットや動線の工夫も必見となっています。
TORIKAI HOME(佐賀県基山町)
鵜飼さん TORIKAI HOME様は「お施主様のルームツアー動画」と「売却型モデルハウスのルームツアー動画」の2本を制作させていただきました。お施主様のルームツアー動画を制作するにあたり、お施主様へヒアリングさせていただいており、その中で出てきた話しをご紹介しますね。
高性能の住宅を建てると決め、数々の住宅会社を回っていたお施主様ですが、見積書の「地盤改良工事の追加費用が発生する可能性あり」の文言が記載されたのを見るたびに、明確に費用を提示しない住宅会社へ不信感を抱かれていたそうです。そんな中、偶然が重なりTORIKAI HOMEと出会ったお施主様。同社の見積書には、地盤改良工事が必要か不明確ではあるものの、追加でかかる可能性のある工事金額が提示されていたそうです。追加工事の費用をごまかさない同社に対して信頼感が増し、TORIKAI HOMEに決めたといいます。
こうした住宅会社選びのストーリーを視聴者へ伝えることで、TORIKAI HOME様の営業の仕方、人柄の良さが伝わってほしいと構成に盛り込みました。
また、売却型モデルハウスのルームツアー動画では、同社の取り組みを紹介しています。同社は、地元のお店とコラボした住宅づくりや移住促進、企業誘致に積極的に取り組んでいらっしゃいます。地域貢献する住宅会社を多くの方に知ってもらいたく、当チャンネルで取り扱わせていただきました。
売る家でもあり魅せる家でもある売却型モデルハウスで、地元のお店とコラボするTORIKAI HOMEらしさが随所で感じられる動画構成に仕上げています。
自然素材をふんだんに使用した温かみのあるデザインが魅力のTORIKAI HOMEの住宅。外観から内装まで、おしゃれで実用的なポイントが満載です。キッチンやリビングの間取り、収納の工夫など、生活のしやすさを追求しています。特に1階に寝室を配置することで、将来的にも安心して暮らせる工夫がされています。
また、佐賀県基山町の地域貢献活動や移住促進の取り組みについても紹介しています。
売却型モデルハウスのルームツアー動画概要
出田建築工房(熊本県)
鵜飼さん 出田建築工房様は、松尾設計室の松尾先生にご紹介いただきました。出田建築工房の出田社長はこだわりが強く、日本で最高クラスの木材を使用することに情熱を持っています。出田建築工房様では、G3基準の住宅づくりを目指しており、出田社長の柔らかい印象とは裏腹に、今後の日本の住宅を真剣に考えて住宅づくりをされていることをヒアリングで感じました。
お施主様へからは「高性能住宅を求めて数多くの住宅メーカーを回った末に、出田建築工房にたどり着いた」と聞きました。設計段階では、意見のぶつかり合いがあったそうですが、出田社長は妥協せず、良い家を提供するために全力を尽くされたそうです。下記の動画公開後、お施主様から住宅コンシェルジュの公式LINEへご連絡いただき、下記の感謝の言葉を頂戴しています。
「出田社長に出会わなければ家を建てることができませんでした。出田社長とガチンコで向き合って家を作り上げられてよかったです」
このお施主様が体験されたように、住宅コンシェルジュチャンネルを通じて、住宅会社とお客様の一期一会の出会いが増えることを願い、台本づくりをおこないました。
熊本県の井田建築工房が設計した23坪の平屋住宅のルームツアーです。この住宅は、50代の一人暮らしを想定し、老後も快適に過ごせるようデザインされました。世界基準G3を取得した超高性能住宅で、UA値0.26、C値0.2といった優れた断熱性能を備えています。
外観は高いデザイン性を誇り、ドイツ製のStoを使った塗り壁やダブル断熱(EPSとセルロースファイバー)を採用することで、見た目の美しさと快適な住環境を実現しています。パッシブデザインを取り入れ、自然光を効果的に利用する設計となっています。
室内は17畳のLDKに4.5畳の畳スペースを設け、無垢の杉材としっくいを使った自然素材が心地よい空間を演出しています。キッチンや洗面台は高い機能性を備え、床下エアコンによる全館暖房システムで年間を通じて快適に過ごる住宅です。
晃榮住宅株式会社(福岡県久留米市)
鵜飼さん 晃榮住宅様も、松尾先生からご紹介いただいた会社です。設計士の東専務は、早稲田大学大学院の理工学研究科で物理学を学び、晃榮住宅で7年間の実務経験を積まれた後、二級建築士・一級建築士の資格を取得されています。感覚ではなく、データに基づいて確実に家づくりをする姿勢を視聴者へご紹介したいと思いました。
また、ヒアリングするなかで感じた同社の特色は、限られた予算の中で既製品をうまく活用しながら、お施主様の期待に応える姿勢を持っていることでした。「晃榮住宅は予算面でも性能面でも安心して家づくりを任せられる会社」ということを限られた予算で住宅を建てたい視聴者へ届けたいと考え、構成を作成しています。
さらに、同社は社会貢献にも力を入れていて、病児保育や病後保育を併設した保育園を運営しています。ぜひ、多くの方に同社の魅力を知っていただきたいと思い、動画内でご紹介させていただきました。
一級建築士が設計した高性能でデザイン性豊かな注文住宅です。太陽光発電と蓄電池を備え、省エネ性に優れた住宅となっています。
内部には、夫婦が憧れるしっくいを玄関に採用し、シューズクロークにはLG Styler(スチームクローゼット)を設置するなど、清潔さと快適さを重視した工夫が施されています。2階には書斎を設け、家族との一体感を大切にした設計です。
この家を建てた晃榮住宅株式会社は、高性能住宅の提供のみならず、病児保育や病後保育を行う保育園の運営を通じて、地域社会への貢献にも力を入れています。お客様の意見を大切にし、データに基づいた確実な住宅づくりを行う姿勢が特徴です。
IP創研(大分県)
鵜飼さん IP創研様は、独自の進化を遂げている会社だと住宅を見て思いました。室内の独特なデザインを見るに、吉岩社長自身や使用する素材は誰の影響も受けていないのを感じます。空間のポイントとなる部分には、造作や特注品を使用するだけでなく、天井の高さで空間演出をする点は、設計士が出身会社や建築を教わった先生に影響を受けず、独自のスタイルを築いているのがわかります。
また、同社は大分での家づくりに強いこだわりを持っており、吉岩社長は、一般的になりつつある超高性能住宅がその地域や住む人に本当に合っているのかを考え、家づくりをおこなっているそうです。そのため、必要なところはスペックを上げ、抑えるべきところは抑えるというメリハリをつけた家づくりをされています。
視聴者には、IP創研様の豊かなデザインと、地域やお施主様に合わせた家づくりをしている点を伝えたく、動画構成を作りました。
動画の最後には、吉岩社長へのインタビューも撮影しています。
この動画では、40代の男性が一人暮らしを満喫するために設計されたガレージ付き平屋住宅をご紹介します。趣味を大切にする方々に向けて、パナソニックのテクノストラクチャー工法を用いた自由で洗練されたデザインの空間が特徴です。
建物は、車やバイクを安全に収納できるガレージを併設し、内部には高級感あふれるキッチンや落ち着いたリビングを備えています。プライバシーを守るために窓を最小限に抑えつつ、天窓からの自然光で明るさを確保しています。
また、設計を手がけた吉岩社長とのインタビューを通じて、この住宅がどのようにして施主のライフスタイルに寄り添ったものになったのか、その過程もご紹介しています。
エス トラスト(山口県下関市)
鵜飼さん Plus Meに関わりのあるシステム会社からエス トラスト様をご紹介していただき、ルームツアー動画を制作しました。エス トラスト様は上場企業でありながら、昔の住宅会社や工務店のような熱量を持っており、家づくりとも商品づくりとも異なる、モノづくりに情熱を注いでいる会社だと訪問して感じました。
どこからそんな熱量があふれ出すのか質問すると、「技能競技大会で金賞を獲得する職人が在籍しており、職人との距離感が非常に近く、チームでしっかりと仕事を進めているから」とわかりました。同社では、大工の組織づくりをおこない、普段から一緒に家づくりをしている大工チームが上棟をしているそうです。そのため、各建物と大工さんの名前を営業担当が把握しています。家づくりや職人、施工チームとの向き合い方が良い会社は、良い家ができるとこれまでの経験で知っていたので、視聴者にぜひ紹介したかったので構成に盛り込みました。
フォーカスする部分は他にもありましたが、視聴者に良い家づくりをしてもらうため、最も大切な部分を伝えることにし、台本を作りました。
山口県下関市の高性能住宅「Plus Me」のルームツアーをお届けします。Plus Meは、平屋と二階建てのメリットを取り入れた1.5階建ての住宅で、高天井の開放的な空間が特徴です。
耐震等級3を誇り、リクシルのフルフラットキッチンなど機能性も重視。高性能でデザイン性も高く、コストパフォーマンスに優れています。
施工を手掛けたエストラストは、熟練の職人技を持ち、品質の高い家作りを提供。地域に根ざした施工体制です。動画後半では、エストラストの職人チームの理念や家作りへの熱意についても紹介します。
Home&nico(愛知県)
鵜飼さん Home&nico様は若手が多く働いていますが、多くの一級建築士を抱える会社です。愛知県の地域特性により狭小地が多いため、狭小地でも設計できる一級建築士が多い点をアピールしたいと感じました。
同社では、地震対策に関して日本トップクラスといえる取り組みをしています。起振機で家を持ち上げて揺らし、一棟一棟確認する作業を取り入れており、命を守る家を提供するために重要な作業をされています。
しかし、この作業はお客様の目につかず、購買欲には響きにくい部分です。通常であれば、高級なシステムキッチンを標準仕様とするなどのわかりやすいメリットで購買欲を促しますが、Home&nico様は人の命を守る基礎部分を標準仕様としている点が最大の特長だと感じました。
これまで出会ってきた工務店にはない特色のため、動画では同社の地震に対する考え方を強調し、視聴者に知っていただきたいと台本づくりをしました。
この動画では、狭小地に建てられた独自のデザイン住宅をご紹介します。一級建築士が設計したこの住宅は、土地の形状を最大限に活かし、快適な生活空間を実現しています。外観は異なる素材を組み合わせたモダンなデザインで、内装はデザイナーズマンションのような高級感があります。
耐震性においては、阪神淡路大震災の教訓を生かし、耐震等級3に加えて振動機を用いたダブル耐震診断を実施。命を守る家づくりを徹底しています。また、断熱等級6を誇り、快適な居住環境を提供します。2024年から始まった住宅性能表示ラベル制度にも対応し、将来的な義務化に備えた取り組みを紹介します。
松尾設計室 松尾和也先生
鵜飼さん 松尾先生についてですが、9年ほど前に私が松尾先生の講演会に足を運んでいたほか、私自身が松尾先生の生徒だったこともあり、動画出演をお願いしました。住宅性能の知識のない視聴者が松尾先生の話を聞くと専門的な内容が多く、基礎知識がなければ理解しにくい部分があります。そのため、住宅コンシェルジュのチャンネルでは、住宅の知識がない一般の方々にも理解できるように説明してほしいと事前に打ち合わせをおこない、撮影を進めました。
この動画を通じて、視聴者が高性能住宅について知り、より学習するきっかけとなることを目標に動画の構成を作成しました。初心者にも分かりやすい動画を作れたため、3か月で1.3万回再生となったのだと思います。
また、松尾先生が講演会でお話しされていない「睡眠と住宅の関係性」についても動画で取り扱いました。睡眠というと寝具に目が向きがちですが、実は住宅性能も関係していることを視聴者に伝えたかったのです。時代が松尾先生の考え方に近づいてくることを見越し、当チャンネルでも住宅性能についてのコンテンツを用意しています。
この動画では、高断熱・高気密住宅の設計で知られる松尾設計室の松尾先生をゲストに迎え、省エネ住宅が夏にどのように快適に過ごせるかを詳しく解説します。高断熱化によって冬は暖かくなりますが、夏の暑さ対策が不十分な場合、多くの住宅が暑さに悩まされることがあります。松尾先生は、外壁の色選びや日射遮蔽、冷房計画の重要性を強調し、具体的な対策方法について詳しく説明しています。
「高断熱住宅なのに夏暑い家」の動画概要
ホームビルダーズ 今村嶺様
鵜飼さん 今村さんは佐賀大学の大学院を卒業し、現在は現役で現場監督をしています。元々、私が会社員時代に一緒に仕事をしていた仲で、とても信頼を寄せている方です。私は新築物件の営業をしていたので、「お客様は家づくりをする際、工務店と腹を割って話しづらいこともある」と知っていました。そのため、現場監督の方に工務店の気持ちや現場の話をしてもらい、視聴者と工務店の距離を縮めるきっかけとしたかったのです。
また、私や今村さんが多くの工務店を見てきたからこそ、お客様に工務の裏側を紹介し、家づくりの理解を深めてもらいたかった。そのほか、現場から見た「住宅会社の選び方」を動画コンテンツとして残したかったので、今村さんに出演いただきました。
この動画では、家づくりをはじめたい方が信頼できる工務店を選ぶための方法について解説します。現役現場監督の今村さんをゲストに迎え、施工の良し悪しを見極めるためのポイントを詳しく紹介します。
工務店選びでは営業担当者の現場知識や、実際に施工中の現場を見学できるかどうかが大切。現場での職人の挨拶や清掃の状態、安全管理の程度など、様々な視点から工務店を評価することを伝えています。また、業者会の有無や、現場監督の管理能力についても触れ、質の高い施工業者選びを手助けする動画です。
住宅会社や工務店、そしてお客様が笑顔になる情報の橋渡しをしていきたい
複数社からご依頼をいただき、集客に貢献してきた鵜飼さんですが、これからどんなYouTubeチャンネルにしていきたいですか?
鵜飼さん 当チャンネルは、視聴者の一生に一度の大きな決断である家づくりが最良の結果に結びつくよう、住宅の “正しさと健康” を基に品質の高い工務店や住宅会社・家づくりノウハウを厳選して紹介するチャンネルです。住宅性能だけに限らず、社長の人柄や社員のチームワーク、アフター対応等を踏まえ、太鼓判を押せる会社をピックアップさせていただいています。
そのため、第一に視聴者の方へ「家づくりをする上で外してほしくない重要なポイント」をわかりやすくお伝えしたいです。そして、自信をもって紹介できる住宅会社や工務店を増やし、家づくり迷子になっている視聴者を導く役割を担いたいと思っています。
ルームツアー動画を制作するにあたり、事前に会社について調べますが、ホームページには出てこない「施工中のお話し」や「細かなこだわりポイント」などをヒアリングさせていただきます。お施主様にもご協力いただき、「家を建てるときの条件」や「住んだ感想」など視聴者に住宅の魅力が伝わるストーリーを台本に書き下ろしますので、気になった方はぜひ、お問い合わせからご連絡ください。
全国対応、動画1本から制作が可能です!
松見 宣伝までありがとうございます(笑)CUEでは、鵜飼さんと綿密な打ち合わせをおこない、YouTubeで結果を出すための動画編集とマーケティング施策支援をしています。動画は第三者視点でつくり上げますので、宣伝要素が強くなることはなく、テレビショッピングのように視聴者が自然と受け入れてくれるものになります。
3年、5年と月日が経ってもルームツアー動画は残りますので、広告宣伝の一環として活用してみてはいかがでしょうか。
無料の個別相談を実施しています
工務店のYouTube運用について、無料のオンライン個別相談を実施しております。
動画制作の押し売りや営業は一切ありませんので、本当にお気軽にお問い合わせください!
「YouTubeのコンテンツマーケティングで課題を感じている…」
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などのお悩みをお持ちであれば、ぜひ無料のオンライン相談枠を使っていただけますと幸いです。
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