住宅会社のYouTubeマーケティング支援と動画制作をおこなっている株式会社CUEの松見です。
この記事では、工務店・住宅会社さんのルームツアー動画で心地いい動画をつくるポイント5つをご紹介します。
住宅会社さんで施工事例をルームツアー動画でYouTubeにアップしたいと思ったとき、どうやって撮影するんだろう・・と最初悩まれると思います。
それはそうですよね。今までルームツアー動画を撮影することがなかったわけですから。
スタッフさんに撮影を任せているんだけどなかなかうまく撮影できないんだよね…と悩まれている社長さんだったり、すでにYouTubeにアップロードされている動画を私が見たときに、もっとこうすると心地いい映像になるのにもったいないな…ということがよくあります。
ルームツアー動画の撮影にはポイントがいくつかあって、このポイントを外すと視聴者にとって見にくい動画ができあがってしまい、視聴を途中でやめられてしまいます。
これからYouTubeでルームツアー動画をアップロードしていく工務店さんは、この記事で解説しているポイントをおさえて動画を撮影してみてください。
- 音声にこだわる
- カメラを早く動かさない
- 現在地がどこかわかるように撮影する
- 話す内容を決めておく
- 適切な動画編集
音声にこだわる
ルームツアー動画で心地いい動画をつくるポイントの1つ目は、音声にこだわることです。
ルームツアー動画は最低限音声にこだわって動画を撮影するようにしてください。
YouTubeは音が悪いとほぼ視聴されません。
今の時代、低品質なルームツアー動画では競合他社に勝っていくことは難しいので、YouTubeをこれからはじめる場合は、まずは音声にこだわることを意識してルームツアー動画の撮影にのぞんでみてください。
具体的には外部マイクを使用することです。こちらに出ているような、ワイヤレスマイクがおすすめですね。
CUEでは、RODEのWirelessGOⅡを使っています。
ただスマホで撮影するときは、ワイヤレスマイクをつけるとジンバルのバランスがとれなくなってしまったりするので、そこらへんは工夫が必要です。
あとは、動画編集時の音声処理ですね。ここも重要です。
細かい部分ですが、とことん音声にこだわることで心地よいルームツアー動画が完成します。
このあたりの機材関係をイチから調べて撮影するのはなかなかハードだったりもするので、YouTube運用の最初の半年間とかは専門の業者に外注するという選択をとったほうがいい場合もあります。
ここらへんは適宜判断が必要です。
カメラを早く動かさない
ルームツアー動画で心地よい動画をつくるポイントの2つ目は、カメラを早く動かさないことです。
とにかく初心者の方だったり、YouTubeのルームツアー動画撮影に慣れていない人だったり、たとえばフリーランスになりたてのディレクターとかは、まだYouTubeのことがよくわかっていないので、カメラを早く動かしてしまいがちです。
特に、スマホとかDJIのPocket2を使って撮影していると、機材が小さいのでどうしてもカメラを早く動かしてしまうんですよね。
これだと画面酔いしてしまいます。
YouTubeは基本的にはスマホの縦画面で視聴される場合がほとんどですので、早く動く映像だととても見にくい動画になってしまいます。
動画編集でスローをかけるときも多いのですが、カメラの設定によっては、スローをかけたときにガタついてしまったりするんですね。
動画のフレームレートとかシャッタースピードとかの問題です。
ここも細かいですが、見やすいルームツアー動画をつくって集客したいのであれば、徹底すべき項目です。
現在地がどこかわかるように撮影する
3つ目は、現在地がどこかわかるように撮影するということです。
よくあるのが、いきなり演者さんの場所が変わって、視聴者からすると今家のどこにいるかわからなくなってしまうパターンです。
動画編集で図面を表示させることもできますが、基本的には、現在地がどこかわからなくならないように撮影で工夫したほうがいいです。
具体的には、例えば、キッチンから和室に移動するときも、その移動シーンをカットするのではなくて、その移動シーンは動画編集で早送りにするなど少し工夫するだけで、視聴者にとって心地よい動画を制作することができます。
CUEでルームツアー動画を制作するときは、だいたい一本撮りで撮影するようにしています。
もちろん演者さんが間違えたりするとやり直しをすることはあるのですが、例えば和室の撮影が終わったのでレックボタンを押して一回カメラを止めて次の場所に移動するのではなく、基本的にはカメラを止めずに撮影をしているといった感じです。
でもそうすると素材の尺が長くなってデータ管理が難しくなるといったデメリットもありますが…うちの場合は、すべてまるっと仕事を請けている状況なので、問題ないといった感じです。
データが重くなると、それを取り込んだり送ったりすることが意外と手間でわずらわしかったりします。
話す内容を事前に決めておく
ルームツアー動画で心地いい映像をつくるポイントの4つ目は、話す内容を事前に決めておくことです。つまり台本をきちんと書くことです。
ルームツアー動画は歩きながら説明をしますよね。
歩きながら説明をしている素材に編集でカットを入れすぎると、とにかく不自然な動画になりがちです。
ガクガクした映像になってしまうので、話す内容は予め台本として準備をしておいたほうがいいです。
適切な動画編集
心地いい映像をつくるポイントのさいごは、適切な動画編集です。
企画や撮影をきちんとおこなうことは必須条件なのですが、動画編集も非常に重要な要素のひとつです。
動画編集が素人っぽいと、やっぱり企業のブランドとして信頼感を落としてしまいますし、映像としても心地よいとは言えません。
ルームツアー動画編集はとても奥が深いです。動画をつくり込もうと思えばいくらでもできます。
動画編集は無理に自社でやろうとせず、外注するのがベストだと考えています。ただし、なにも考えずにテロップだけをいれるような業者を選ぶのではなく、自社の企業ブランドを損なわないような動画編集ができる会社さんを選ぶことがポイントです。
ここは十分に注意が必要です。
ルームツアー動画制作でなにかお困りごとがありましたら、ぜひ弊社へお問い合わせいただければと思います。
さいごに
今回は、「工務店ルームツアー動画で心地いい動画をつくる5つのポイント」というテーマでお届けしました。
- 音声にこだわる
- カメラを早く動かさない
- 現在地がどこかわかるように撮影する
- 話す内容を決めておく
- 適切な動画編集
ほかにも工務店・住宅会社さんのYouTube運用に役立つ情報をブログやYouTubeで発信しています。