サービス業から動画編集者へキャリアチェンジした間さんのCUEでのステップアップ

今回は、サービス業からクリエイター業界へのキャリアチェンジを果たし、現在CUEで活躍する間さんにインタビューしました。

間さんは高校卒業後、ホテル業界や航空業界で経験を積み、コロナ禍をきっかけに動画編集の世界に飛び込みました。CUEでの経験を通じて、動画編集スキルはもちろん、マーケティングの視点や住宅業界の知識も習得。常に学ぶ姿勢と顧客理解の重要性を説く間さんに、キャリアチェンジの経緯やCUEでの成長について詳しく伺いました。

株式会社CUE 間
動画編集者 間弘美さん プロフィール
  • 高校卒業後、サービス業界に就職
  • コロナをきっかけに動画編集者に転身
  • 2023年6月株式会社CUEに入社
  • 動画編集者からディレクターへキャリアアップに挑戦中

結婚式ムービーの制作が好きで動画編集者に

-学歴 / 職歴を教えてください。

 学歴は高卒です。高校卒業後、ホテル業界で働き始めました。キャリアアップを視野に入れ、1年間の海外留学とワーキングホリデーを経験。帰国後は再びホテル業界に戻り、その後航空業界へ転職しました。

コロナ禍で出勤機会が減少したことをきっかけに、働き方を見つめ直し、フリーランスの動画編集者に転身しました。それまでの職歴は動画編集とは全く異なる業界でしたね。

-どうして動画編集をしようと思ったのでしょうか?

 元々、友人の結婚式ムービーを制作するのが好きで、CapCutで動画編集をしていました。友人から「動画編集の仕事が向いているのではないか」と言われたのがきっかけです。さらに、先ほどお伝えした通り、コロナ禍で仕事が全くなかった時期と重なり、フリーランスの動画編集者として働くことを決意しました。

-フリーランスの動画編集者で仕事を取っていくのは難しいと思うのですが、どのように勉強して、お仕事を取っていったのでしょうか?

 動画編集の基礎はUdemyで1か月間集中的に学びました。しかし、Udemyで学べるのは本当に基礎中の基礎だったため、実際の編集スキルは仕事を通じて実践的に磨くしかありませんでした。最初の仕事は、X(旧Twitter)で知り合ったディレクターの方からいただきました。この方はとても親切で、丁寧なフィードバックをくださいました。

CUEと出会うまでは、このディレクターの方からの仕事と、クラウドソーシングサイトで獲得した案件を中心に活動していました。

動画で世の中のミスマッチを減らしたいという言葉に惹かれた

-CUEと出会ったきっかけを教えてください。

 CUEとの出会いもX(旧Twitter)がきっかけです。フォロワーを通じて代表の松見さんを知り、CUE主催のバーベキューイベントの開催を知って、思い切って参加したのがCUEとの出会いでした。

その半年後、松見さんから動画制作の仕事のお誘いがあり、まず業務委託でクリエイターとして働き、その後正社員になりました。

-動画制作はCUEでなくてもできると思うのですが、CUEで働こうと思った理由はなにかあるのですか?

 初めて出会ったバーベキューの際、五香さんが「動画で世の中のミスマッチを減らしたい」とおっしゃったことに衝撃を受けました。単にお金のために働くのではなく、大義を持って仕事に取り組む姿勢に深く感銘を受けたのです。

自分にはなかった視点を持つ人や、未知の領域に精通した方との出会いを通じて、CUEには自分の人生をより豊かにできる環境があると実感しました。そのため、CUEで働きたいと強く思いましたね。

行動で運を動かし、縁をつかんだ間さんのCUEでの仕事

-クリエイターとして働かれているとのことですが、現在はどのようなことをされているのですか?

 CUEの動画編集は初級・中級・上級の3段階に分かれており、それぞれ求められる作業内容が異なります。私は上級の作業を担当しており、一人で動画制作とサムネイル制作を任されています。さらに、動画チェックやデータ管理なども行っています。

最近は撮影にも同行し、撮影スキルの習得や顧客理解に努めています。CUEではカメラマンを採用していないため、ディレクターやマーケターが撮影を担当します。効果的な動画を作るには、業界の知識が不可欠で、顧客の課題を深く理解する必要があります。そうでないと、訴求ポイントがぼやけてしまうんです。ディレクターにマーケターと同等のスキルは求められないかもしれませんが、撮影した映像に確実に影響すると思うんですね。そのため、撮影現場に同行して、撮影スキル、業界知識、そして顧客理解を日々勉強しています。

-CUEの顧客は住宅会社の中でも高性能な住宅を建てる工務店やディベロッパーなので、顧客の業界知識習得や顧客理解が難しいように感じます。間さんはどうやって顧客の業界知識をつけているのですか?

 動画制作をする中でわからないことが出てきたらネットで検索していました。極力、指示語やニュアンスで語るような動画にならないように台本があるのですが、それでもニュアンスで語られる部分があって制作中に理解できないところが出てきます。こうしたときは、自分なりの回答を出したうえでPMの五香さんに確認するようにしていました。

CUEは顧客の期待を超えることを目標に動画制作をしているため、フィードバックのやりとりが非常に多いです。理由を添えて指摘をいただけるので、そのフィードバックからも多くを学んでいました。

-クリエイティブな業界は「上位者からの修正指示に対応すればいい」と考える方もいますが、間さんはスキルアップのためにフィードバックからも学んでいたのですね。では、これまでのお仕事で印象に残っていることを教えてください。

 自分が携わった動画はどれも制作過程で学びが多く、印象深いです。特に、顧客からよいフィードバックをいただいたときの記憶が強く残っています。視聴者の中には、テロップだけでなく演者の顔を注視する人もいます。演者の不安げな表情や言い間違いを動画に残すと、視聴者に悪印象を与えかねません。さらに、演者さんが自信を損なう可能性もあります。視聴者にとって理解しやすく、かつ演者が自信を持てる動画を制作できたときに感謝の言葉をいただけると、本当にうれしかったですね。

社員が語る、CUEで働くメリットや求められる素養

-CUEの動画編者として働いた間さんが感じた『CUEで働くメリット』はなんですか?

 どの動画制作も学びが多いことですね。動画編集スキルの向上はもちろん、住宅の知識も身につきます。何と言っても顧客理解(マーケティング視点)が深まるのがメリットです。

CUEの顧客は住宅会社で、視聴者は住宅建築を検討している個人です。単に住宅会社の特長や魅力を伝えるだけでなく、お問い合わせにつながる導線を考えて動画編集するので、マーケティングスキルが大幅に向上します。

さらに、CUEには私のようなYouTube出身の編集者だけでなく、映像制作の経験が豊富な方もいます。そのため、映像美を追求した動画制作を研究できるのも大きなメリットです。

-CUEで働くうえで必要なスキルや素養はなんだと思いますか?

 常に学ぶ意欲と読み取る能力が必要だと思います。動画制作中に出てきたわからない単語を調べて顧客の業界理解を深めるのはもちろんですが、自分の好みに左右されずマーケターと顧客が求める動画やサムネイルを制作できるかが重要ですね。

クライアントワークなのに自己流で動画・サムネイル制作してしまうと、求められていない動画ができてしまいます。そうなるとフィードバックが増え、納期を守れない可能性も出てきます。会社・組織に属して仕事をしているので、クリエイターはCUEや顧客のカラーに合わせる必要があると考えていますね。

そのため、私が実際におこなっていたのは、1つのサムネイルでも4種類ほど用意し、マーケターに選んでもらうことです。選ばれたものからマーケターの思考を読み取り、自分のスキルに取り込んでいくABテストをしていました。マーケターが採用したくなるサムネイルができあがるまで、複数のバリエーションを提案していました。そうすると、次第に裁量を与えられて制作できるようになっていきましたね。

-動画編集者からディレクターを目指されている中で、つらかったことや苦しかったことなどあれば教えてください。

 今では乗り越えられましたが、入社当初は常に学ばなければついていけない環境で大変でした。求められることがハイレベルで、理解できないことが多く、精神的にきつかったですね(笑)

自分のスキル不足に落ち込み、CUEでやっていけるか不安でしたが、五香さんや松見さんに相談しながら克服していきました。困ったことや調べてもわからないことがあっても、自分なりの回答を持って伝えれば、必ず一緒に答えを見つけてくれます。だから、自分から打ち明けられる人なら成長スピードは速いと感じています。

-正社員で働かれて1年ほど経ちましたが、間さんが感じるCUEの課題はありますか?

 クリエイター不足が課題ですね。ただし、単に「YouTube動画が作れる」という一般的なクリエイターではなく、CUEの高い動画制作レベルに合わせる意欲のあるクリエイターと出会えていないのが現状です。

個人的な意見ですが、20代前半の方がCUEで働くには、求められるレベルが高く、精神的に厳しいかもしれません。現在は体系的な教育環境が整っていないため、自ら積極的に学び、吸収する能力の高い方を求めています。

CUEの動画編集の手法自体は特に難しくありませんが、住宅業界の知識を習得し、それを編集に活かすことが求められます。これがCUEの動画編集者として働く上での大きな課題となっています。

さらに、テロップやサムネイルの文言に関しては、Webライティングの知識も必要です。視聴者は住宅購入希望者ですが、顧客は企業です。そのため、CUEが制作する動画は企業の顔となるものです。幼稚な印象を与えないよう、日本語の使い方には細心の注意を払わなければなりません。

テロップに関しては、話し言葉を書き言葉に変換したり、誤字脱字、ら抜き言葉、い抜き言葉に注意を払う必要があります。また、動詞と副詞の漢字・ひらがな表記にも決まりがあります。これらのルールを習得できないと、CUEでの動画編集は難しく感じるかもしれません。

高みを目指す間さんの目標

-なるほど、企業の顔となる動画を制作するわけですから、間違いや幼稚さが出るのは嫌煙されますよね。ちなみに、間さんの今後の目標を聞かせてください!

 仕事の話からは少し逸れますが…仕事も結婚も出産も、どれも諦めずに楽しい人生を送りたいと考えています。女性は結婚、出産、子育てで仕事に集中できない期間が生じるため、キャリアアップを諦めざるを得ない社会になっていると感じています。

以前、代表の松見さんに「仕事に全力を注ぐと、結婚や出産を諦めなければならないのではないか」と相談したことがありました。松見さんは「全てを経験したいのなら、諦めずに全てを手に入れてほしい」とおっしゃってくださいました。

さらに、CUEでは、性別に関係なく活躍できる職場づくりにも取り組んでいます。そのため、仕事面では動画編集者からディレクターへのキャリアアップを目指しつつ、プライベートも全取りするのが私の目標の一つです!

-では最後に、CUEへ応募してくださる方にメッセージをお願いします!

 顧客のために何ができるかを考え、顧客の成長に向けて努力できる方と一緒に働きたいです!また、会社の変化(展望)を楽しめる方とも一緒にいたいですね!