【工務店必見】YouTubeアナリティクスで見るべき5つの指標
YouTubeで成果を出すために欠かせないのが「YouTubeアナリティクス」。
平均視聴回数や視聴維持率、サムネイルのクリック率といったデータを分析することで、動画のパフォーマンスを改善し、視聴者の関心を引きつけることができます。
本記事では、これまでに100本以上のルームツアー動画を企画・撮影・編集し、アナリティクス分析を行ってきた経験をもとに、工務店の運用担当者が注目すべき「5つの指標」をまとめています。
YouTubeアナリティクスを味方につけて、次の成功事例を作りましょう!
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YouTubeアナリティクスでわかること
YouTubeアナリティクスを使えば、チャンネル全体だけでなく、個々の動画についても詳しく分析できます。
「どんなユーザーが、いつ、どこから(地域やデバイス)、どのくらい視聴しているのか」が分かるので、動画のサムネイルや内容(構成や見せ方)はもちろん、投稿するタイミングの改善にも役立てられます。
以下、YouTubeアナリティクスで分析できる項目と内容です。
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ルームツアー動画で重要な5つの指標
ここからは、ルームツアー動画の効果を最大化するために、YouTubeアナリティクスで見るべき5つの指標について解説します。
- 平均視聴回数
- 視聴維持率
- インプレッションのクリック率
- トラフィックソースと関連動画
- 視聴者維持に関する重要なシーン
1〜3の指標は、工務店以外のYouTubeチャンネルでも重要視される一般的な指標です。
一方、4と5は工務店のルームツアー動画において特に注目すべきポイントです。これらを活用することで、視聴者の関心を引きつける動画制作に役立てられるでしょう。
平均視聴回数
最初の指標は、「平均視聴回数」です。動画の視聴回数については、多くの方が関心を持っているのではないでしょうか。「1万回再生された」「10万回再生を達成した」といった数字がその例です。これは1本の動画に対する再生回数を指します。
しかし、「視聴者あたりの平均視聴回数」という指標がYouTubeアナリティクスで確認できることをご存じでしょうか。
この指標は、チャンネルの成長や会社の売上に直結する重要なデータです。
視聴者あたりの平均視聴回数とは、チャンネル内の動画が1人のユーザーに見られた平均回数を指します。この数字には、複数の動画を視聴した場合や、同じ動画を繰り返し視聴した場合も含まれます。
1本の動画だけを見て終わる視聴者を減らし、チャンネル内の他の動画を視聴してもらう工夫が鍵になってきます。
- 企画制作段階で興味を引く動画をつくること
- 視聴者が何度でも見たくなる動画をつくること
- 視聴者が他の動画も見たいと思ってくれるような動画をつくること
視聴者あたりの平均視聴回数を上げていくと、ルームツアー動画を見た視聴者からのお問い合わせやモデルハウスご来場、チャンネル登録者数の増加へとつながっていきますよ。
視聴維持率
2つ目の指標は、「視聴維持率」です。視聴維持率はルームツアー動画に限らずYouTubeを運用する上でとても大切な指標です。
視聴維持率とは、視聴者が動画をどれくらい見続けたかを示します。視聴維持率が低下している箇所は、視聴者が動画から離脱しているポイントです。
離脱のタイミングを把握することで、その原因を考察し、改善点を見つけられます。
たとえば、ルームツアー動画の場合、15分程度の動画で視聴維持率40%を目標に試行錯誤するとよいでしょう。
ただし、動画の長さによって視聴維持率の目安は変わります。そのため、一般的な情報を鵜呑みにせず、自社のアナリティクスデータを基に分析を深めることが重要です。
インプレッションのクリック率
3つ目の指標は、「インプレッションのクリック率」です。インプレッションのクリック率とは、サムネイルのクリック率を指します。
なぜ重要なのかというと、サムネイルがクリックされる動画というのは、視聴者が探している情報に近い動画とYouTubeのアルゴリズムが判断するからです。
YouTubeアルゴリズムから高い評価を受けることで、ブラウジング画面や関連動画に優先的に表示され、視聴回数の増加につながります。
ルームツアー動画は、他のジャンルと比較してインプレッションが広がりやすい特徴があります。しかし、一般的に言われているクリック率8%を達成するのは難しいでしょう。特に、競合するルームツアー動画が増えている現在では、さらにハードルが高くなっています。
そのため、6%を目安にサムネイル制作を工夫することをおすすめします。6%という数字も簡単ではありませんが、高い目標を設定することで、質の向上を目指せるはずです。
トラフィックソースと関連動画
4つ目の指標は、「トラフィックソースと関連動画」です。人気のルームツアー動画になると、トラフィックソースの約9割以上が「ブラウジング」と「関連動画」によるものになります。
つまり、YouTubeで人気動画となるには、この2つの機能に表示されるかどうかが大きな鍵を握ります。逆に言えば、外部からの流入(YouTube以外のプラットフォームからの流入)は必須ではありません。
- ブラウジング
- 「視聴と検索履歴」に基づいておすすめ画面に表示されます。
- 例えるなら、「以前このルームツアー動画を見ていましたよね?こちらの動画もおすすめです」といった形で、視聴者に提案されます。
- 関連動画
- 「動画間の移動履歴」が影響しています。
- 具体的には、「他の人はこちらのルームツアー動画も一緒に見ていますよ!見ていきませんか?」という形で、視聴者の画面に表示される仕組みです。
関連動画については、どのチャンネルのどの動画から流入があるのか、詳細に把握できます。また、関連動画ごとにインプレッションのクリック率や視聴維持率のデータも確認可能です。
関連動画からの流入は、クリック率と視聴維持率の数値が高い傾向にあります。これは、興味を持つ視聴者に的確に動画が届いている証拠です。
視聴者維持に関する重要なシーン
最後の指標は、「視聴者維持に関する重要なシーン」です。
YouTubeアナリティクスでは、視聴維持率を左右する重要なシーンをグラフで確認できます。このグラフでは、視聴維持率が高い「山」と低い「谷」の部分が一目でわかります。
特に谷になっている部分は、視聴者が動画を離脱した原因が隠れている箇所です。次回の動画制作では、この谷の原因を分析し、改善を図ることがや大切です。
【注意】YouTubeアナリティクスでは他人を分析できない
YouTubeアナリティクスは、自分のチャンネルを詳細に分析するためのツールです。ただし、他のチャンネル、特に競合チャンネルを直接分析することはできません。自分のアカウントに紐づいたデータのみが対象となる点に注意が必要です。
競合チャンネルを分析したい場合は、別の専用ツールを活用しましょう。以下のおすすめツールを使えば、他チャンネルの動向や戦略を把握することが可能になります。
- NoxInfluencer(ノックスインフルエンサー)
- vidIQ(ヴィッドアイキュー)
- kamuitracker(カムイトラッカー)
- YT Rival Finder(ワイティライバルファインダー)
- TUBERS(チューバーズ)
よくある質問
YouTubeアナリティクスと視聴回数が違うのはなぜ?
YouTubeアナリティクスと視聴回数が違うのは、データの集計方法や反映されるタイミングに差があるからです。視聴回数はほぼリアルタイムで更新されますが、アナリティクスのデータは詳細な分析が必要なので、少し遅れて反映されることがあります。また、不正な再生やスパムと判断されたものは視聴回数から除外されるため、数字にズレが生じることもあります。
同じ人が複数回YouTubeを見てもカウントされないのはなぜ?
不正な再生を防ぐためです。短時間で同じ動画を繰り返し再生したり、不自然な視聴の仕方があると、YouTubeが「正確な視聴」として認めないことがあります。これによって、視聴回数が実際の人気や注目度をできるだけ正確に反映する仕組みになっています。
YouTubeの視聴回数はどうやってカウントされる?
実際にその動画が見られたと判断されたときにカウントされます。たとえば、動画が再生されて、視聴者が一定時間以上見た場合です。ただし、短時間で同じ動画を繰り返し再生したり、不自然な方法で再生されたものはカウントされません。
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