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YouTubeが「泉北ホームで家を建てよう」のきっかけに|泉北ホーム株式会社

泉北ホーム株式会社様は、大阪府に拠点を置き、関西で年間600棟を建築している地場密着型注文住宅のハウスメーカーです。2023年5月からCUEとYouTubeチャンネル運用をスタートしました。

今回は、泉北ホーム株式会社の大西様・藤田様に、CUEがYouTube運用に携わったことで得られた効果や反響などについてお話を伺いました。

泉北ホーム 藤田さん
泉北ホーム株式会社 藤田様

ご支援内容:YouTubeチャンネル運用支援

ご支援期間:2023年5月〜継続中

泉北ホームを検討しているお客様に、役立つ情報を届けたい

(左)泉北ホーム株式会社 藤田様 (右)株式会社富士通ゼネラル 高島様

YouTube運用を始める前に抱えていた課題はどんなことでしたか?

泉北ホーム 大西さん

「伝えたいことが、うまく伝わっていない」というのは、当時社内でよく話題にあがっていた課題でした。営業によって伝え方がバラバラだったり、内容が少しズレてしまったりして。“伝言ゲーム”のようになって、本来のニュアンスと違って伝わってしまうことが多かったんです。

それなら、会社として本当に伝えたいことは、公式のチャンネルで正しく発信しようと。「伝えたいことを、正しく伝える」それが、YouTubeを始める大きなきっかけになりました。最初は認知拡大が目的でしたが、やっていくうちに泉北ホームを検討しているお客様に、役立つ情報を届けたいという方向に変わっていきました。

「これも伝えたい!あれも入れたい!」と伝えたいことがどんどん増えていって、CUEさんにはつい熱量高めにお願いした時期もあったかもしれません(笑)。

CUE 松見

熱量高くYouTubeに向き合っていただきありがとうございます。泉北ホームさんを検討中のお客様に動画で正しい情報が伝えられたら、成約率も大きく変わりますね。

泉北ホーム 藤田さん

泉北ホームとして、伝えたいことを正しく伝えたいと思った背景には、やっぱり時代の変化もすごく大きかったですね。コロナ禍で展示場への来場者数が一気に減って、SNSやYouTubeで情報収集する人が増えました。

以前は、「とりあえず話を聞きに行こうか」って住宅展示場に来て、4〜5社をまわって比較するのが一般的だったんですけど、今は最初からかなり調べた上で、「この会社が良さそうだね」と2〜3社に絞ってから来場される方が多くなっています。

実際、データでもお客様が検討する住宅会社の数がコロナ前より減っているというのが出ていて、最初の候補に入れてもらえなかったら、出会うチャンスすらない時代になってきてるなと。だからこそ、最初に候補として選んでもらえるように、SNSやYouTubeを強化するのは会社として絶対に必要だよね、っていう共通認識がありました。

カタログで伝えきれなかった“こだわり”が、ちゃんと伝わるようになった

YouTubeをはじめて、課題はどう解決しましたか?

泉北ホーム 大西さん

営業からもよく聞くんですが、最近は来場された時点で、ほとんどの方が「YouTube見ました」と言ってくださるんですよね。

再生回数も、地域密着の住宅会社としては、かなり見てもらえてて、肌感覚ではありますが、「思っていたより届いてるな」という実感があります。認知には確実につながっていると感じています。

CUE 山田

それはすごく嬉しい反応ですね。お客様から「YouTube見たよ」と言ってもらえるのは、発信している側としても励みになりますよね。

泉北ホーム 藤田さん

紙面では、やっぱりどうしても限界がありますし、どれだけ細かく書いても、活字が苦手な方には届かないんですよね。カタログに載っている情報だけでは伝えきれない、私たちの“こだわり”や“想い”をどうやって届けるか、それはずっと課題に感じていました。

たとえば、「なぜこの設計にしているのか」「コストをかけてでも、この仕様を選ぶ理由」みたいな、技術的な背景も含めて、ようやく、そういうことをきちんと伝えられる手段が手に入ったなって思っています。YouTubeを通して、社内外に深く情報を届けられるようになったことは、私たちにとって本当に大きな変化でした。

家づくりノウハウの発信って、InstagramやX(Twitter)では、正直「どこまで響いてるんだろう?」と感じることが多くて。その点、背景や意図までしっかりと掘り下げて、濃い情報を伝えられるのは、やっぱりYouTube動画ならではの強みだと思います。「伝えたいことを、伝えたい人に、きちんと届けられる」その手段を持てたことは、私たちにとって非常に大きな価値でした。

CUE 松見

伝えたい人に、正しく、役に立つ情報を届けるために、私たちと一緒になって丁寧にYouTube発信に向き合っていただいて本当にありがたいです。

YouTubeが“泉北ホームで家を建てよう”のきっかけに

YouTube運用を始めて、ポジティブな変化はありましたか?

泉北ホーム 大西さん

YouTubeチャンネルのクオリティが高いおかげで、「出てもいいですよ」と言ってくれる社員が少しずつ増えてきたなと感じています。最初は営業にお願いしても「絶対イヤです!」の一点張りで(笑)、なんとか口説き落として出てもらっていました。

でも今では、「出てもいいですよ」という空気が社内にできていて、こちらからもお願いしやすくなりました。藤田さんが出てくれるようになったのも大きかったですね。

チャンネル自体に“番組としての力”がついてきて、「ちゃんと見られているもの」「価値ある取り組み」と社内でも認識され始めています。それと、実際にお客様の多くが動画を見て来場されているので、営業もその効果を実感しています。今では、うちのメインコンテンツのひとつになりつつあります。

CUE 松見

藤田さんは実際に出演されて、予想外だったことも多かったのでは?

泉北ホーム 藤田さん

そうですね…一番びっくりしたのは、救急車を呼んだときに来た消防隊員に「藤田さんですよね?」って声をかけられたことでしょうか(笑)。まさかそんなところでYouTube見てくれてる人に会うとは思ってなかったので、ほんと予想外でした。YouTube の影響力ってすごいなと実感しました。

CUE 山田

それはすごいですね(笑)。まさに“動画の影響力が生活に入り込んでいる”っていうリアルな実感ですね。

泉北ホーム 藤田さん

あとは営業を通じて、「藤田さんが出てた動画を見て、ファンになったんです」って言ってくださったお客様がいたと聞いたときも、すごく嬉しかったですね。そういう声を聞くと、「やっててよかったな」と改めて思います。逆に言えば、あの動画がなかったら、その方々は泉北ホームを知らずに、他社で建てていたかもしれません。

間接的な影響を含めると、ほとんどのお客様に何かしら届いている気がします。結果として「泉北ホームで建てよう」と決めてもらえるきっかけのひとつになっている。そう言い切れるくらい、YouTubeの効果は大きいと感じています。

動画の力を、社内にも、顧客にも。広がる活用の可能性

今後、動画を使って挑戦したいことは何ですか?

泉北ホーム 大西さん

YouTubeとは別になりますが、CUEさんに作っていただいた「プランニングガイド動画」は、社内教育資料としても本当に活用できました。お客様からも「大手でもここまで丁寧な動画は見たことがない」といった声をいただくこともあって、社内外ともにすごく好評でした。そのときにあらためて、「動画の持つ力って大きいな」と実感したんですよね。

副社長とも話していたんですが、今後は社内教育だけじゃなくて、お客様自身が“学べる動画”も作っていきたいと考えています。レシピ動画のように、「家づくりの基本」をお客様が動画で理解し、考えることができるようになれば、事前準備をしたうえで打ち合わせができて、時間の使い方も、打ち合わせの質もグッと良くなるはずです。

これからもYouTubeでは幅広い層に向けた発信を続けながら、契約者様向けの学びの動画もしっかり取り組んでいきたいですね。

CUE 松見

動画を“学びの体験”に変えていく発想、とても素敵ですね。これからますます進化していきそうで、私たちもワクワクしています。

泉北ホーム 藤田さん

引き渡し後の「使い方動画」や、「よくあるメンテナンス対応の動画」もあるといいなと考えています。事前に動画を見ておいてもらえれば、アフター対応の負担も減りますし、何より「親切だな」と思っていただけるはずです。僕はずっと設計をやってきて思うんですが、同じ内容でも、後出しすればクレーム、先出しすれば信頼になるんですよね。

現場でも、「これ、事前に伝えておかないと絶対トラブルになるよね」って場面、本当にたくさんあります。でも先にちゃんと説明できていれば、「こんなところまで教えてくれるんだ」「この人、信頼できるな」って、むしろプラスに働く。

そういう意味でも、家づくりのプロセスに合わせた動画コンテンツを、YouTubeとはまた別軸で展開していけたらいいなと思っています。

CUE 山田

ぜひ、いろんな展開を一緒に模索していきたいです!今後、ますますチャレンジが広がっていきそうですね。

泉北ホーム YouTube撮影

「YouTubeきっかけのつながり」が一体感を生む

YouTube運用を始めたことで、社内の変化はありましたか?

泉北ホーム 大西さん

部署を超えたコミュニケーションは、YouTubeを始めてから確実に増えたなと感じています。私自身、担当していなかったら関わる機会のなかった営業さんとも、動画制作を通じて自然とつながることができました。

今では営業さんのほうから声をかけてもらうこともありますし、営業同士でも「お客さんが⚪︎⚪︎さんの動画見て褒めてたよ」って、わざわざ本人に伝えてあげる場面もあって。もともとうちの営業って仲はいいんですけど、そこに「YouTubeきっかけのつながり」が加わったことで、チームとしての一体感がより強くなったと実感しています。

縮小市場で選ばれる理由をつくる、YouTube活用の力

YouTube運用をしていなかったら、今頃どういう状態だったと思いますか?

泉北ホーム 大西さん

伝えたいことが世の中に発信できていなかったことで、他社に流れてしまったお客様もいたんじゃないかな、と思います。

泉北ホーム 藤田さん

YouTubeに限らずですが、SNS全体をしっかり活用していなかったら、ここ数年の契約数の伸びはなかったと思います。YouTubeの再生回数も順調ですし、Instagramも別のメンバーが頑張ってくれていて、今ではフォロワーが1万人を超えるくらいまできました。それぞれが手分けして発信を続けてきたことで、全体としての「発信力」が高まり、多くの方の目に触れるようになりました。そこから興味を持っていただける機会も確実に増えたと感じています。

今の住宅業界って、放っておいても自然に伸びる市場ではなくて、むしろ縮小傾向にある中で、基本は“パイの奪い合い”なんですよね。だからこそ、「いかに自社を選んでもらうか」の差別化が本当に難しい。「差別化しましょう」って言うコンサル会社さんはたくさんあるけど、うちは実際にYouTubeなどで自社のノウハウや家づくりの考え方を発信してきて、それが他社との違いとして伝わっているんじゃないかなと思っています。

市場は右肩下がりでも、うちの契約数が右肩上がりで伸びているのは、そういう動画発信を含めた取り組みの効果だと感じています。

CUE 松見

「YouTubeチャンネルを持っているかどうか」「YouTubeで真摯に情報を発信しているか」が、他社との差別化や選ばれる理由のひとつになってきていますよね。このトレンドはしばらく続くと思っています。

泉北ホーム 大西さん

正直、「CUEさんとご一緒できたから」ここまでやってこれたと思っています。

実は最初、別の会社さんにお願いしていた時期もあったんですが、なかなか提案もなく、こちらの伝えたいことも思うように伝えられず……フラストレーションが溜まっていました。そんな中でCUEさんとご一緒することになって、すごく変わりました。

こちらの意図をしっかり噛み砕いて台本に落とし込んでくれるだけでなく、山田さんが「それってどういう意味ですか?」「ここ、ちょっとわかりづらいですね」と、お客様目線ではっきり言ってくれるのが、本当にありがたくて。

そのおかげで、「あ、ここはもっと丁寧に説明しないと伝わらないんだな」と気づかされる場面がたくさんありました。ほとんど口出しすることもないくらい、CUEさんが高い熱量で取り組んでくれるので、私たちも自然とそれに応えたくなる。本当にありがたい存在です。この場を借りて、改めてお礼を伝えたいです。

CUE 松見

ありがとうございます!うれしいです!

最後に、YouTube運用を今後スタートする企業の担当者へ、ひと言メッセージがあればお願いします。

泉北ホーム 大西さん

これは、副社長の言葉をお伝えします。

「他力本願ならやめておけ 。伝えたいことや、やりたいことがなければ、どの会社と組んでもうまくいかない。だけど、伝えたいことがあるなら、CUEさんはその思いに共感してくれる。だからスーパーベスト」

本当にその通りだなと思います。実際、CUEさんはこちらの伝えたいことを、現場視点とお客様目線でしっかり整理して、動画というかたちにしてくれるんですよね。だからYouTubeだけでなく、社内向けの教育動画や契約者様向けのコンテンツも安心してお願いできています。

これからも、どうぞよろしくお願いします!

CUE 松見

こちらこそ、よろしくお願いします!大西さん、藤田さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました。

泉北ホーム様のYouTubeチャンネル:泉北ホーム【家を建てる前に知りたいこと】